保護等級(JIS C 0920)とは、日本工業規格で規定された防水や防塵の程度についての等級(耐久程度)を表します。この等級区分により商品の耐久性の程度を確認する事が出来ます。表記に仕方は「IP46」とIPは共通して表記されますが、3番目の「4」が固体に対する保護区分(0~6)で、4番目の「6」が水の浸入に対する保護区分(0~8)となります。この3番目・4番目を組み合わせて保護等級です。
下記にて、固体と水の各保護区分を表記致します。
■固体に対する保護
記号
保護の程度
IP0X
特に保護がされていない
IP1X
直径50mm以上の固形物が中に入らない(握りこぶし程度を想定)
IP2X
直径12.5mm以上の固形物が中に入らない(指程度を想定)
IP3X
直径2.5mm以上のワイヤーや固形物が中に入らない
IP4X
直径1mm以上のワイヤーや固形物が中に入らない
IP5X
有害な影響が発生するほどの粉塵が中に入らない(防塵形)
IP6X
粉塵が中に入らない(耐塵形)
■水に侵入対する保護
記号
保護の程度
IPX0
特に保護がされていない
IPX1
鉛直から落ちてくる水滴による有害な影響がない(防滴I形)
IPX2
鉛直から15度の範囲で落ちてくる水滴による有害な影響がない(防滴II形)
IPX3
鉛直から60度の範囲で落ちてくる水滴による有害な影響がない(防雨形)
IPX4
あらゆる方向からの飛まつによる有害な影響がない(防まつ形)
IPX5
あらゆる方向からの噴流水による有害な影響がない(防噴流形)
IPX6
あらゆる方向からの強い噴流水による有害な影響がない(耐水形)
IPX7
一時的に一定水圧の条件に水没しても内部に浸水することがない(防浸形)
IPX8
継続的に水没しても内部に浸水することがない(水中形)
例えば、「IP68」の場合には完全防塵で水中内でも使用可能な商品と言う事です
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